上場しなくてもEXIT?SmartHRの上場見送りニュースで知った「セカンダリー」の話
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上場しなくてもEXIT?SmartHRの上場見送りニュースで知った「セカンダリー」の話
投資の勧誘ではなく、自分用の記録・学びのメモです。内容の正確性は保証できないので、参考程度にお読みください。
「ながら日経」を聞きながらインプットしていたら、SmartHR(人事労務クラウド)が年内予定だった東証上場を見送るというニュースが出てきました。
理由が気になって少し調べてみたところ、次のような話のようでした。
- 業績不振が理由ではない:年間経常収益(ARR)は300億円に到達、成長率も高く、利益率も出ている
- 理由は「時価総額の目線が合わなかった」こと:会社側が目指す評価額(約1,600億円)を、投資家側が「高い」と見た
- しかも1,600億円という目標自体、前回の資金調達ラウンド(2024年・約1,800億円)より低い水準:それでも投資家からは高いと言われた、という構図
「業績はいいのに、評価額が合わないから上場を見送る」という判断があるんだ、というのがまず一つの発見でした。
もう一つ気になったキーワード:「セカンダリー」
このニュースの中で、SmartHRに出資しているファンド(General Atlantic)が、別の既存株主(Coral Capital)から株式を買い取ったという話も出てきました。これがいわゆる「セカンダリー取引」というやつのようです。
自分の理解では、こういう感じです。
- 会社が新しく株を発行してお金を集める=プライマリー
- すでにある株を、ある株主から別の株主が買い取る(会社にはお金が入らない)=セカンダリー
これ自体はSmartHRに限った話ではなく、非上場のベンチャー企業ではわりとよくある仕組みらしく、他の話でも聞いたことがあったので「あ、これのことか」と繋がりました。
「EXIT」の意味を勘違いしていたかも
ここで自分の中で引っかかったのが、「EXIT(イグジット)」の意味です。
自分はいままで、EXITというと「会社(ベンチャー)が上場するか、M&Aされるかして、創業者や初期の投資家が利益を確定させること」だと思っていました。つまり 会社側から見たゴール というイメージです。
でも今回の話だと、セカンダリー取引そのものが、元の株主にとっての「EXIT」 になっているんですよね。会社が上場していなくても、誰かが株を買い取ってくれれば、売った側は現金化できて、それでもう終わり(EXIT)。
つまりEXITって、
- 会社が上場・M&Aされるという意味の「会社のEXIT」
- 株を売った人が現金化して手を引くという意味の「株主個人のEXIT」
の、少なくとも2つの意味があるんだな、と気づいた感じです(^^)
で、買った側はどうなるの?というモヤモヤ
ここで自分の中に、まだ答えが出ていない疑問も出てきました。
売った側(元の株主)はセカンダリーで現金化できて嬉しいのはわかるのですが、買った側(新しい株主)はどうなんだろう? というところです。
- 上場していない間は、配当も基本的にはもらえない(会社によるとは思いますが)
- 上場するとも限らない(今回のSmartHRのように延期・見送りもある)
- 上場したとしても、そのときの評価額次第で、大きく利益が出るとは限らない
そう考えると、セカンダリーで株を買うというのは、「会社のEXIT」を待つというより、もっと長い時間軸で企業価値の成長そのものに賭ける行為なのかもしれない、と思いました。買う側にとっては、EXITというよりは「エントリー」に近いのかもしれません。
このあたり、まだ自分の中でうまく整理しきれていないので、正直モヤモヤしたままです^^; もう少し調べて、わかったことがあればまた記事にしたいと思います。
今回の気づきまとめ
- 業績が良くても、評価額の目線が合わなければ上場は見送られる
- セカンダリー取引=すでにある株を、別の株主が買い取ること(会社にお金は入らない)
- EXITには「会社のEXIT」だけでなく「株主個人のEXIT」という意味もある
- 買う側にとってのメリットは、まだ自分の中で消化しきれていない(宿題)
売買はしていないけれど、こういう「知らなかった仕組みを知る」だけでも、けっこう楽しいインプットになりました(^^)